メールマガジン第106号:「東大の学生食堂」

2019年11月7日発行

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増 山 と し か ず メ ー ル マ ガ ジ ン

日本をもっと強くしなやかにしたい!

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秋が深まり、日が出ている時間がすっかり短くなりましたね。
枕草子で有名な冒頭に
「秋は夕暮れ。(中略)日入りはてて、風の音、虫のねなど、はたいふべきにあらず。」
とありますが、
夕暮れの美しさと、秋の夜長に虫の小さな声を楽しむ美しい季節だと気づかされます。

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■ 東大の学生食堂 ■
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久しぶりに母校である東京大学の食堂にてランチを食べた。

1968~1969年にかけて、先鋭化する学生運動家によって占拠され、ついには大学の自治を破り
警視庁特別機動隊が封鎖解除を強制的に行った、まさしく安田講堂の地下にある食堂である。

関東大震災を挟み、1925年に完成したこの講堂は、安田財閥の創始者である安田善次郎氏の寄付によるものであった。当初その寄付は匿名として隠されていたが、彼の死後明らかになり、その遺徳をしのんで“安田講堂”と呼ばれることになった。

安田講堂事件以降、学生運動への対応もあったのであろう、その地下に巨大な地下中央食堂が建設され、1976年に完成した。当時としては比類ない近代的な食堂であった。

 

私は1981年に上京し、「この食堂はなんと近代的で、しかも安い!」ということに感激して、苦学生の最後のよりどころになった。

 

その食堂が昨年、完全リニューアルしたのである。

 

入ってみると、エレベーターも完備のユニバーサルデザイン。
メニューは完全デジタル映像化、しかもハラルやベジタリアン対応メニューもある国際対応だ。

 

昼時であったからか、学生や職員がほとんどであるが、利用者の約半数は、実は外国人なのである。
外国人留学生が現在4,000人を超えて、6人に1人が外国人となっている東京大学の学内は、まさにグローバルである。
様々な言語が飛び交い、そして笑顔や笑い声に満ち溢れている。

 

毎年、英国の教育専門誌「THE Times Higher Education(THE)」が発表する国際大学ランキングによると、日本の知的最高峰東京大学は、順位を上げつつあるとはいえ最新版(2020年版)では36位(前回発表の42位から上昇)でしかないと評価されている。

しかし、この食堂での安さ、美味しさ、知的な雰囲気を見ると、日本の大学に再飛躍の可能性を感じるのである。

 

特に目を引いたのが、入り口近くにある「ポケットチェンジ」という“外貨両替機”である。
設置したのはスタートアップの会社だ。
様々な留学生のニーズに合わせて10通貨に対応しており、外国通貨をSuica(スイカ)などの電子マネーやギフトコードで受け取れるのである。

 

自国から持ってきた通貨や、留学生の親が来日し、この食堂を使うときに自国通貨でも利用できるのである。

 

母校の食堂で、さりげないおもてなしの心をみたような気がした。
日本各地で、様々な国からのインバウンドにどう対応したらいいか悩める方は、
是非一度、東京大学・安田講堂の中央食堂に行ってみてはどうでしょう。
いろんなヒントがあるかも。

 

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