メールマガジン第138号:「英国と日本の孤立主義」

2021年3月3日発行

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増山としかずの日本をもっと強くしなやかにしたい!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.138

 

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■ 英国と日本の孤立主義 ■
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今年の一月に漸く成立した「離婚」、一部にはUgly Divorce(不様な離婚)と称されながらも、英国は大陸EUの仲間から独立した。

 

フランスとの国境“ドーバー海峡”の港では、英国からのカニやタラなどの水産物が通関手続きで足止めとなっている。
ロンドンの金融街では、ユーロ建ての取引が閑古鳥で、金融機関がその司令塔をフランスやドイツに本格的に移しているなどと、様々な情報が伝えられている。
ただこれらのことはお互いがわかっていたことであり、想定内だ。

その中で特に注目すべきは、「新型コロナワクチン」を巡る争いである。
ファイザーは大陸ベルギーで、アストラゼネカは英国で生産され、それぞれの国が自国への接種を最優先するために備蓄を強化し、相手地域への輸出を規制した。
これが離婚した夫婦の関係悪化に火に油を注ぐことになった。

 

話をややこしくしているのは英国の北アイルランド地域の扱いだ。
北アイルランド地域は英国領で、アイルランドはEUのメンバー国。
歴史的にも紛争が絶えることがなかったデリケートな地域であったことから、両地域間に限ってはEU域内とする暫定措置が取られていて、これを活用して闇で取引がされていると、お互いの猜疑心(さいぎしん)が高まっているのだ。

英国はもともと大陸と深いつながりをもって生まれた国である。
アングロ・サクソン族は大陸から侵入した民族であるし、歴代の王朝はフランス、ドイツなどの王朝と深い関係をもっていた。
そして14世紀から15世紀の百年戦争までは、フランスの南西部を領有していたのだ。

 

そんな英国だが、ジャンヌダルクの活躍によりフランスが勝利した後、一切の領土を大陸から放棄して(地中海入り口のジブラルタルは、現在も英国が保持している)、英国は“名誉ある孤立”と称し、大陸との政治から距離を置き、そのエネルギーはアメリカ大陸の開発やアフリカ、アジアへの植民地経営に傾斜して行った。

その“名誉ある孤立”をはじめて放棄して、同盟関係を結んだのが“日本”であり、日本は日英同盟を守り札に日露戦争を戦った。

 

日本の歴史、英国の歴史、大陸との関係など似ていることに気づかされる。
大きな大陸国家に隣接するある程度の大きさの島国が、大陸とどう付き合うのか。
コロナ禍中で進む英国の動向から目が離せない。

 

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