『甦れ!中小企業魂』(フジサンケイビジネスアイの連載コラム) 6号

増山としかず事務所からのお知らせです。

日刊総合経済紙「フジサンケイビジネスアイ」の連載コラム、増山としかず の『甦れ!中小企業魂』の第6号の紹介です。
フジサンケイビジネスアイ様のご協力で当ホームページでも紹介いたします。

毎週水曜日に掲載されています。
フジサンケイビジネスアイは定期購読紙ですが、このほかに都内の一部ファミリーマートでも購入できます。

『甦れ!中小企業魂』第6号 (2017/07/12)
中小企業の売り上げをアップ!収益力をアップ!②「戦う場を変える」

人口減少によるマーケットの縮小と後継者がいないこと。
そんな課題を抱えている中小企業が、売り上げを上げる、収益力をアップする上で第二の大事な要素は「戦う場を変える」ことです。今までと同じ顧客を相手にしていては、マーケットが縮小していくばかりです。いやそれでいいんだ、最後まで頑張ってあとは廃業するんだという方はそれでいいかもしれませんが、それでは元気のないシャッター街になっていきます。一企業だけの問題ではなく、地域の価値全体に絡むのです。
従来からの顧客をしっかり守りながら、しかし常に新しい顧客を求めて戦う場面を変えていく努力が今こそ必要なのです。

戦う場面を変えるやり方は、二つです。

一つ目は「世代」を変える。
ある、家具メーカーの例です。これまでは結婚式が最大の勝機でした。
しかし、少子化で結婚適齢期の方が少なくなり、ましてや結婚もしない。結婚しても家も狭いので家具を新しく買えない。そこで、シニア層でものがあふれている方を対象に、洋服や食器の整理・処分サービスと合わせて、その際にコンパクトな家具に買い替えてもらうキャンペーンを行いました。対象を広げることで成功したのです。手をこまねいているだけではなにも変わりません。

二つ目は、地理的な場面を変える、特に外国を視野に入れる。
成長著しいアジアのマーケットをいかに取り込むか。現在中小企業経営でも問われています。ひと昔前ならば輸出は商社を通して行うもので、地方の中小企業のやるようなものではなかったのかもしれませんが、その壁は急速に低くなってきています。
国際的通商ルールの整備がされ、ITを使い貿易手続きも簡素化し、またマーケット自体も電子商取引などでより自由になっています。

また多くのインバウンドにより、中小企業の作る製品、サービスなどに感動して、それがSNSによって瞬く間に世界中に拡散して、ビジネスチャンスが数多く存在することになります。
特にSNSでは、めったに行かないところでの商品やサービスへの感動がより多くの人を引き付けるので、地方の不便な場所、昔からの古い店の方が有利といいます。外国人旅行者が好んで日本の飲食店にてSNS発信をするのは、誰も行きそうにないところ、そこの土地や店にストーリーがあること。そして従業員の方が、外国語が出来なくてもあたたかく話しかけてくれることがポイントのようです。
ただ、一つ注意しないといけないのはトイレだけは新しく洋風にしておくことが大事のようですが。
ちなみに、政府は中小企業補助金でトイレの改修をする事業者を支援しています。