『甦れ!中小企業魂』- 20号:十勝で見たじゃがいも

増山としかず事務所からのお知らせです。

日刊総合経済紙「フジサンケイビジネスアイ」の連載コラム、増山としかず の『甦れ!中小企業魂』の第20号の紹介です。
フジサンケイビジネスアイ様のご協力で当ホームページでも紹介いたします。

隔週水曜日に掲載されています。
定期購読紙ですが、このほかに都内の一部ファミリーマートでも購入できます。

定期購読紙のお申し込みはインターネット、またはフリーダイヤル0120-34-4646(24時間受付)にてできます。(月額4,320円税込)

『全国の中小企業を“本気”で応援、“本気”で元気にするべく、ペンでも“本気”で情報発信しています。是非、私の思いを読んでください!
そして紙面だけではなく、電子版掲載予定で動いております!』

『甦れ!中小企業魂』第20号 (2017/11/01)
十勝で見たじゃがいも

以前、北海道で経済産業局長をしていた頃、我ながら今でもよく回ったなと思うほど全道をかけ回りました。

あれは、収穫を迎えていた10月。
車で十勝地方をめぐっていた時のことを、今でも忘れられないのです。
十勝といえば食料自給率1,100%を誇る農業大国です。

おそらく、じゃがいもが取れすぎたのでしょうか?
道路沿いに「じゃがいもあります!!一箱○○円」と無造作に各農家が看板を立てて、じゃがいもをおいてあるのです。

やはり北海道!風情がある!!と言いたいところですが、私はあまりにも悲しくなりました。
丹精込めて作ったおいしいじゃがいもが道端で泣いているように思えたからです。

同じ十勝では、いま山芋が台湾を中心に世界に大いに輸出されています。
台湾では、山芋を山薬というらしく、大きく太く育った山芋が、まさしく山の薬として高級贈答品として立派な化粧箱に入り輸出されているのです。
小さいものや端切れは、健康食品の材料として無駄なく使われます。

申し上げたいのは、モノを作る人だけでは、経済は回らないのです。
いいものを作っても売れなければ、悲しいのです。
また、今モノ作りの人は、高齢化や、過疎、または過重労働を嫌う傾向などで、ますますその担い手がいなくなっているのです。その作る人だけに頑張れといっても、その人はもう精一杯なのです。
作ったものをしかも高く売っていくためには、作る人、売る人、加工する人、流通する人、マーケティングする人などが時には喧嘩をしながらも、一緒の方向に向かって歩いていくことが大事なのです。

日本の地域にとっての宝は、やはり食料でしょう。
それを加工する人、流通する人の知恵とネットワークでいかに「宝物」に化けさせられるかが地域創生に問われています。
地域のスーパーでは、地元の特産物がしっかり並んでいるかと思いますが、置いてないような地域には観光客もいきません。