今は懐かし、Y2K問題とコロナ騒動
2020年6月16日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.123
増 山 と し か ず メ ー ル マ ガ ジ ン
日本をもっと強くしなやかにしたい!
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■ 今は懐かし、Y2K問題とコロナ騒動 ■
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早いもので、もうかれこれ20年も前の事。
「2000年問題」、「Y2K問題」といって、日本のみならず世界で大騒ぎになった事件を覚えているだろうか。
当時多数のコンピューターの内部で、日付を扱う際に西暦の下位二桁だけを表示して、上位二桁を省略していることが原因で、西暦2000年を1900年と認識してしまい、1月1日に誤作動が生じる可能性があるといわれた問題である。
多くのコンピューターがネットワークにつながっている状況下で、国際経済システムが連鎖的に破綻していくのではと恐れられたのであった。
時差の関係で、日本から始まり、そして他のアジア、中東 欧州、そして米国と破滅的な連鎖が地球を一周する危険性が喧伝され、まず日本から食い止めるべしという声が強まり、20世紀後半に政府と企業が一丸となってシステムの更新を集中的に行ったのである。
当時の想定されていた問題では
発電、送電の停止による停電
医療関連機器の機能停止
水道の停止による断水
鉄道航空管制などの交通機能の停止
果ては、
弾道ミサイルなどの誤発射
銀行や株式市場の機能停止
通信機能の停止
などが恐れられた。
当時の私は、通商産業省(現:経済産業省)のエネルギー関係部局にいて、この問題に対応するため、12月31日から翌日の1月1日まで、庁舎近くのホテルに陣取って、大みそかの除夜の鐘を聞きながら不測の事態に備えていたことを思い出す。
結果、世界中で何も重大事件は起こらなかった。
一部のATMが停止した、バスと電車の乗り継ぎシステムが機能しなかった、などの報告があっただけである。
そもそもリスクはなかったにも関わらず、リスクを過大にマスコミも含めて大きく喧伝し、結果IT業界は大きな利益を得ただけだという向きもある。
いや、世界的に十分な対策をとったから、大きな事故がなかったのだという人もいる。
ただ言えることは、これが終わった後、誰も問題の検証をしなかったということである。
今回のコロナ騒動に似た側面があるのではないだろうか。
大事なことは、落ち着いた後で、社会全体のみならず企業ベースでもしっかりと検証をすることが次につながると確信する。
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