フランス大統領
2017年06月01日発行
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増 山 と し か ず メ ー ル マ ガ ジ ン
日本をもっと強くしなやかにしたい!
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すでに沖縄は梅雨入りしていますが、梅雨入りのニュースが気になるこのごろですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先月5/22(月)16:00~ 北海道放送 HBCラジオ『夕刊おがわR』に増山としかず が生出演しました。
http://www.hbc.co.jp/radio/yu-kan/
お聴きいただいた皆さま、ありがとうございました!
次回は 6/19(月)16:00~、生出演を予定しております。お楽しみに!
増山としかずより、ご挨拶申し上げます。
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■ フランス大統領 ■
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5月14日、これからが正念場(!?)のフランス大統領。
決選投票でマクロン氏がフランス史上最も若い大統領として当選しました。
アメリカ第一主義を唱えるトランプ大統領の選出で、世界が自国第一主義的な動きを見せつつある中で、みな胸をなでおろしたことでしょう。
私もその一人です。マクロンは私と同じENA国立行政学院の卒業です。
あの教育を受けた人かと思うと何となく彼の選出の意味合いが見えてくるような気がします。
フランスは「自由と平等と博愛の国」だと言われます。
しかしそれがスローガンになるということは現実はその逆ということなのです。
実は、元貴族の爵号をいまだ使うブルジョアがいる一方、貧しき労働者が存在する社会、そこには自由もなければ平等も博愛ない部分があります。
しかし、なんといっても国王をギロチンの刃の露に消えさせたことがある国です。国民の持つパワーはそれは筋金入りです。
フランスの学校は、革命以降、すべて点数主義、つまり結果を点数にしてしかもそれを張り出します。猛烈な競争です。
しかし、ただ点数が低いからと言ってその一点だけで人格を否定はしません。多様な価値を見出していくのです。
授業では、人と同じ意見を述べる事は軽蔑されます。異なる事こそが人格だと徹底的に教えられるのです。ただ競う時は、必ず点数をつける。そしてその評価はその時どきの点数で終わらせるのです。
大統領選挙も、最後の二人まで選挙を何度もして、そしてその二人で過半数を取るまで戦うのです。それによって、国民代表となっていくのです。
今回のマクロンは、自由貿易、自由主義、親EUを訴えました。
実は、EUは名目上の第二次世界大戦の戦勝国のフランスが敗戦国ドイツと手を結んで、決して二度といや三度と欧州で世界大戦を引きこさせないという固い信念で生まれたものです。その意味、戦争を二度としてはならないというDNAが深く深く組み込まれているのです。
その意味でマクロンはそのDNAに訴えたところ、そして個人がそれぞれ異なっていることこそ、価値がある尊重されるべきという社会を守るということを訴え続けたことが勝利の原因ではないかと思います。
日本人とフランス人は正反対ともいわれます。
日本人もフランス人のように、我々の基本的な価値観は何か、守るべきものは何かを常に自問して、そして決して皆と雷同しない。
そういう点だけは是非守っていきたいものです。
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■ お金とは ■
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新聞や雑誌を読むと、ほんとうにお金にまつわる記事がそのほとんどです。
わかっているようで不可思議な『お金』の話です。
最近、紙幣貨幣流通量が減少しているといます。
クレジットカードや電子マネー、そして最近ではビットコインという政府発行でない仮想通貨を取引の手段とすることも認め、お金というものがわからなくなっているのは、私だけでしょうか。
お金の本質は、人と人の差を埋めるものであります。その差とは、地理的な差、あるいは、価値観の差であったり、時間の差であったりします。
地中海貿易や香辛料を求めて喜望峰を発見したポルトガルは、地理的な差や香辛料という好みの差を経済価値に変えて莫大な富を蓄えたのです。
江戸時代の両替商は、大阪の銀と江戸の金の差を両替するということで莫大な富を築いたといいます。
この差を平準化することがお金の本質でしょう。お金はその差を均した事の結果にしかすぎないのです。
現在の日本は、お金が一部の人に集中して、行き場のないお金が、企業の内部留保や個人のタンス預金になっているだけで、結果貧富の差が拡大していくという悪循環に陥っているのではないでしょうか。
今一度、お金が何の為になるのか、使って回して、人に幸せを均等に行き渡らせるような世の中の仕組みを是非つくりましょう。
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■ 後援会『増山としかずの会』へのお誘い
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日頃より『増山としかずの会』へのご支援、ご協力をいただき誠にありがとうございます。
これまで会費無料で後援会を運営して参りましたが、今後も後援会活動を充実させ、
政治活動を続けていくためには、どうしても資金(事務所維持運営費、交通費など諸経費)が必要です。
つきましては今年から増山としかずの活動を資金的にも支えて頂ける個人の方向けに有料会員制を導入する運びとなりました。
年会費は、一口一万円としております。
詳細はホームページをご参照ください。(https://masuyama-toshikazu.com/support/)
後援会申込書のダウンロードもできます。
今後ともより一層のお力添えを、何卒よろしくお願いいたします。
(増山としかず)
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