カビと花
2018年04月02日発行
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増 山 と し か ず メ ー ル マ ガ ジ ン
日本をもっと強くしなやかにしたい!
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4月、新年度になりました。
今年は例年よりも早く各地から桜の花便りが届きました。
お花見を楽しまれましたか?
4月は新しいことに挑戦する意欲が高まる傾向にあるそうです。
気分もリフレッシュ!新しいことに挑戦いたしましょう!!
増山は
先の日本を見据えて頑張ります。
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■ カビと花 ■
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『カビと花』、何の話かと思われるでしょうね。
政府による規制の結果、生まれる副産物のことです。
某自動車メーカーや鉄鋼メーカーなどで昨年明らかになった、最終
確かにこれらの行為は、日本のものづくりの本質に関わることで、
経営と現場が乖離して、経営が無理難題を言ったからとか、現場の
もう一度、現場の誇りを取り戻していただきたいです。
その中で気になるのが、政府の対応です。
完成車の最終検査に、国の資格をもった正社員の検査官が検査しな
あるいはJIS法という規格認証制度の存在です。
私は役所にいる時、戦後の復興を支えてきたのはこの制度であり、
しかし、30年前から日本のものづくりの技術も向上しました。
またJISがあるから外国製品が日本に輸出できないとの批判もあ
そんな中、この不祥事を契機に規制強化の流れが浮上してきていま
魂のこもっていない規制ほど、組織を蝕むものはありません。
それはまさしくカビのようで、見た目は綺麗に見えるものの陰でじ
そして現場では、あきらめとサボタージュが蔓延して、一見改善さ
しかし、本当に必要なことは規制を小手先で直していくのではなく
そういった意味で問題を起こした場所にこそ花が咲くような、そん
あまり、いい例ではないかもしれませんが、飲酒運転の厳罰化とそ
おそらく、この制度は日本だけではないでしょうか。
なぜ厳罰化が必要かを真摯に説いて、そのことをカバーする仕組み
そんな関係を是非作りたいものです。
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(増山としかず)
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