JR北海道 と IT

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2018年03月12日発行

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.58

増 山 と し か ず メ ー ル マ ガ ジ ン

日本をもっと強くしなやかにしたい!

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この時期、三寒四温と昔からいわれていますが、このところの寒暖の差、気候の変わりようには驚きもあります。
花粉症に悩まされている方も多いことでしょう。
時節がらくれぐれもご自愛いただき、新しい春をむかえましょう。

増山は
先の日本を見据えて頑張ります。

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■ JR北海道 と IT ■
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「冬こそJR」こんなキャンペーンがJR北海道であったことを覚えている方もいるでしょう。

猛吹雪が舞い、地吹雪で前も見えない、車の運転では恐怖すら感じる中、JR北海道がどっしりと進んでいく、そんなイメージがこの地のJRにはありました。
そのJR北海道が今、大変な経営危機となっています。

理由は色々です。
第一に、北国であるがゆえに、保守管理費用が割高にならざるを得ないです。
吹雪の中、保安の方が、一番電車を走らせるために、極寒の中で雪かきされている姿を見ると感動すら覚えます。しかし、これは費用につながります。

また、そもそもJR北海道の線路は輸送用に作られたもので今も輸送用として活躍しています。重い荷物を長い貨車で運んでいるのです。当然線路への負荷は相当なものになるため、保守管理費用が割高になる理由の一つです。

第二になんといってもモータリゼーションの発達と人口の減少です
実はほとんどの北海道民はJRに乗りません。高速道路が急速に整備されたこともあり、自家用車あるいはバスでの移動が中心となっています。
ローカル線に乗ってみると、乗客は通学中の子供と老人そして外国人観光客だけというのが実状となっているのです。

金利の低下によるJR北海道への支援力の低下もあげられます。
今から30年前、国鉄が分割民営化された際に、経営基盤が弱い北海道を支えるために基金が設けられ、その金利収入で経営支援をすることになっていたが、その後の金利の急落で支援が先細ったのです。

このような中、JR北海道をどうするかが今問われています。不採算路線を廃線にして最低限のサービスをバスで代替するべきであるか否かが焦点です。
また、国の支援をもっと強化してほしい。いやもっとJR北海道自体が経営をしっかりして支えろ、いやそれと並行して関連自治体がもっと財政的にも支援すべきなど様々な議論がなされています。

しかし、これらの議論で、正直、乗客のパイをどう増やすか?の最も大事な観点が抜け落ちています。

北海道の課題は実は日本の課題の先取りなのです。
人口減少・高齢化の中で、人の移動の確保をどう果たすか。公共交通機関をどう維持発展させていくかが課題です。

「どうしたらいいのか?」と考えていたのです。
そんな中、フィンランドのMaaS Globalという企業を知りました。
MaaSとはMobility as a Service の略称でこの企業はフィンランドのMaaSプロジェクトから始まったものです。

ITを使って、欧州のそして世界の交通インフラをしなやかに整備して、そしてユーザーにとって利便性の最も高いサービス、各交通機関の良いとこ取りをしたシェアリングエコノミーを実現したサービスを提供しようというものです。
この会社は現在ヘルシンキで事業を行っており、欧州全土に広がる予定です。

その事業とは、利用者は月額定額のサービスを選択します。
その選択には色々なグレードがあり、鉄道やバスは乗り放題で、タクシーやレンタカーなどはプランによって距離や時間の制限はありますが、ポイント利用ができるなど既存の交通事業者のサービス同士が連携した利用者にとってはとても便利なアプリの開発とサービスの提供をしています。

このサービスのポイントは、ITを使って様々な交通事業者をつなぐプラットフォームとなっていることです。
利用者はスマホのアプリを使い地図上で行きたい場所をタップすると最適な交通ルートを案内され、それを利用します。その料金は基本定額乗り放題なので支払う必要はなく、タクシーを使うなどオプションを利用した場合、その追加料金は利用者のクレジットカードでその場での精算となります。

第二のポイントは、交通事業者には乗り放題といっても迷惑をかけていないのです。基本は自動認可運賃をこの会社が支払います。

なぜそんな手品みたいなことができるかですが、その秘密のひとつは、このサービスを利用するのがお得な潜在的な利用者が数多くいるということです。

まず、ほとんど利用しないのに車を保有している人はその管理コストは年間何十万円にもなります。そのコストから解放されるでしょう。
また、運転免許証を返納しようか迷っている方を含めた交通弱者でなくても、私のようにそもそも運転があまり好きでない人も実は数多くいるのです。

また、利用者が拡大していくと、現在鉄道やバスに対して、個別に経営補助をしている自治体や国もその重荷から解放されるかもしれません。

そして何より、人の移動がますます快適になり、移動回数が増え、健康になる、またその移動の情報自体が観光や地域振興の大事な情報として活用できるのです。

是非こんな取り組みを私もすすめていきたいものです。
是非ご関心のある方、一緒にヘルシンキに行ってみませんか。
百聞は一見に如かず、です。

そう、北海道のキャッチフレーズ「その先の、道へ。北海道」で頑張っています。
ITを活用し、新しい道を切り拓いていきましょう!

 

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■ 後援会『増山としかずの会』へのお誘い
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日頃より『増山としかずの会』へのご支援、ご協力をいただき誠にありがとうございます。

これまで会費無料で後援会を運営して参りましたが、今後も後援会活動を充実させ、政治活動を続けていくためには、どうしても資金(事務所維持運営費、交通費など諸経費)が必要です。

つきましては増山としかずの活動を資金的にも支えて頂ける個人の方向けに有料会員制を導入しております。
年会費は、一口一万円としております。
詳細はホームページをご参照ください
後援会申込書のダウンロードもできます。

今後ともより一層のお力添えを、何卒よろしくお願いいたします。

 

(増山としかず)

 

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