日本は遅れている?!『マイナンバーの活用法』

日本は遅れている?!『マイナンバーの活用法』

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2018年06月20日発行

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.68

増 山 と し か ず メ ー ル マ ガ ジ ン

日本をもっと強くしなやかにしたい!

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先日、近畿地方で強い地震がありました。
地震の被害、皆さま大丈夫でしたでしょうか。
まだ余震が続く可能性がありますので、十分に注意してください。

一日も早い復興と、平穏な日々が訪れることを心よりお祈り申し上げます。

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■ 日本は遅れている?!『マイナンバーの活用法』 ■
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私事で恐縮ですが、先日母が亡くなった際のことです。

悲しむ間もなく、お通夜や告別式といった一連の手続きを済ませることができたのは、葬儀の専門家である冠婚葬祭業の方のおかげでした。
改めて、日本のサービス業のきめの細かさに感動しました。

 

その一方で行政手続きのレベルの低さを実感しました。

火葬するために必要な死亡診断書と死亡届を区役所に出した後の手続きです。

死亡の連絡を行政の一つの窓口に出せば、健康保険、年金、税金等の各部署に一斉に告知されると思っていました。
そして、知らせを受けた部署から、何か確認の必要がある事があれば、こちらに連絡が来るのだと考えていました。

しかし実際は、何か問題があると各部署の手続きはストップしてしまうのです。
税金や保険金の未払い・未受領等があれば、相続人が各窓口に出向いて一つ一つ手続きをして、処理を進めなくてはいけません。

 

例えば、「年金は地方自治体ではなく国の事業なので隣の建物に行ってください」というのは、あまり利用者に優しくありません。
また、地方自治体の業務でも窓口ごとに列に並び、しかも各窓口で順番を待たなくてはいけない、そんな行政手続きが当たり前であるような国に、未来はありません。

高齢化が進み亡くなる方は毎年多くなる一方なのですから、死亡手続きをワンストップで処理するような窓口を設けるべきです。
そして、行政手続きが一気通貫でできたら良いと感じます。

 

さらに、極めつけはマイナンバーの取り扱いです。
マイナンバーは、通知書が転送不可かつ本人しか受け取れないため、最期の数年を施設で過ごした母はマイナンバー通知書すら受け取っていません。当然マイナンバーは私もわかりません。
ですが、行政のどこの窓口に行っても、母のマイナンバーは何番ですか、と尋ねられます。

マイナンバーは、本来、死亡に伴う行政手続き(保険、年金、税など)を一括処理できるように導入したはずです。
それが、あまりにも個人情報保護に偏り過ぎて、通知書すら身内が受け取れません。
また、役所もマイナンバーの利便性を認識しないまま時が経ってしまいました。

結果としてマイナンバー制度が遺族等の関係者の負担になっているのです。

 

まさしく宝の持ち腐れです。

 

マイナンバーが、生きている間の収入の捕捉に使われると心配するのでなく、死後の処理が円滑に進むように使われるべきです。
マイナンバーによって行政手続きがワンストップになり、必要なら有料でも処理の早い優先ラインを作ってもらうことができて、手続きが円滑に進むようになればもっと良いと思います。

そして、マイナンバーの取得時に、死亡した際の個人情報開示を事前にこの人にお願いすると指定する、あるいはこの目的のために使ってほしいと明らかにできる、そんな仕組みが作れないものかと考えました。

 

皆様も一度、一日、いや半日でも役場の窓口に行って何が起きているか、観察してみることをお勧めします。

 

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■ 後援会『増山としかずの会』へのお誘い
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日頃より『増山としかずの会』へのご支援、ご協力をいただき誠にありがとうございます。

これまで会費無料で後援会を運営して参りましたが、今後も後援会活動を充実させ、政治活動を続けていくためには、どうしても資金(事務所維持運営費、交通費など諸経費)が必要です。

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年会費は、一口一万円としております。
詳細はホームページをご参照ください
後援会申込書のダウンロードもできます。

今後ともより一層のお力添えを、何卒よろしくお願いいたします。

 

(増山としかず)

 

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